保育方針

保育方針

保育園運営にかける想い

はじめまして。園長の山里節子です。
わたしたち屋形原保育園は、設立以来、「三つ子の魂百まで」という言葉を念頭に保育をしてきました。

3つ子と言われても、「3歳の記憶なんてない!」という人のほうが多いかもしれません。いえいえ、6歳の頃さえ忘れてしまったよという方も当然いますよね。
では記憶に残っていないことは意味がないのでしょうか?決してそんなことはありません。「教育とはすべて忘れてしまっても残ること」というアインシュタインの言葉があります。 私は教育の本質をついた言葉であると考えています。

私たち屋形原保育園が「残したいもの」、それはなによりもたくさん愛されたという経験と自信です。
設立以来、「まず、愛情」をモットーに保育してまいりました。
愛情は、自動車のガソリンのようなものです。 愛情という燃料を満タンにして、子供たちは好きなところへ進んでいくのです。 これが屋形原保育園の保育理念=つくりたい未来です。

園長の写真

保育理念

優しい言葉で話せる子

優しい言葉で話せる子

保育を40年やった経験から優しい言葉で話せる子とは、自分も相手も大切にできる子です。相手の気持ちもわかるし、自分の気持ちを伝えることができることを園では大切にします。

粘り強い子

粘り強い子

粘り強い子とは、自分は頑張ればできると信じられる心の強さがある子です。いわゆる自尊感情や自己肯定感をはぐくむことを重視しています。

やってみようを大事にする子

やってみようを大事にする子

やってみようを大事にする子とは、自分の好奇心から挑戦できる子です。そのために子どもの気持ちを受容することを大切にしています。

保育方針

学びと遊び

保育理念を実現する為の保育方針や
施設、活動などの特徴をご紹介します。
あなたにぴったりの保育園を選ぶ際の
参考にしていただければ、幸いです。

学びとは

学びとは

時に大人に助けてもらいながらも 体育や音楽、ダンスなどの新しい経験、 つまり分からないことを どのように楽しむかを学ぶこと

遊びとは

遊びとは

自由な時間、空間の中で、 時に一人、時に仲間とともに 自分が本当に好きなことを 探索すること

主任保育士

副園長

まず最初に、園長先生はなぜ、「まず愛情を」というところを一番の大事なポイントに掲げているのですか?

園長先生

園長

やっぱり愛情があって、心が満たされていないと、子どもというのは何かをやろうという気持ちになりません。また、愛情で自分の心を満たしてくれるこの人の言う事を聞こう、という気持ちになるのは当たり前のことだと思います。ですからまず、この人は自分のことを大好きだとか、この人の言う事を聞いていれば間違いないとか、そういった信頼関係が無いとしつけもできないと思っています。

主任保育士

副園長

ありがとうございます。そういった屋形原保育園の理念を保育の現場でどのような形で実践されていますか?

園長先生

主任

私は自己肯定感が高まるような保育を行うようにしています。例えば自分のことを見守ってくれているような、いつも何でもわかってくれるという安心感のような、そういった保育士との関わりで自己肯定感が持てると、自分のことを大切にできる、親や友達を思いやれる、というような気持ちも、成長過程として出て来ると思っています。
そのためにメリハリをつけるということは大切にしていて、ダメなことはダメ、褒めるときは褒めるという、バランスというかメリハリをつけています。そして必ずすぐに褒めるようにしています。後から褒めようでは、子どもに伝わりません。子どもたちの様子や成長段階をよく見ながら、その子の成長を見つけて伸ばせるような保育をしています。

主任保育士

副園長

ありがとうございます。では、子どもたちにしっかり愛情を伝えて頑張ろうって気持ちになった、そのうえで、屋形原保育園の「学び」は、どういうことを目指されていますか?

園長先生

園長

新しいことや初めてすること、少し難しいことを楽しめるようにと思っています。「学びは楽しく」、そして「学び」の中からそれぞれ面白さや楽しさを発見してほしいと思っています。時には、できたから楽しいでしょうし、なかなかできないから楽しいということもあるでしょう。

主任保育士

副園長

ここで、そういった屋形原保育園の「学び」で、子どもたちがチャレンジできるように、どのように保育の現場で実践するときに気をつけられていますか?

園長先生

主任

まずは、子どもにとって簡単なことから始めるようにしています。できるから楽しい、楽しいから続ける、続けていくと上手になりたい、というように、肯定的な声掛けやメリハリのある時間配分に気を付けています。そして、自分の事を見守ってもらっているという安心感は大事です。自分の考えや行動に自信が持てるように、一緒に喜び、楽しいことは、皆で共有します。成功体験を増やしてほかの事にも挑戦する力を育めるように、また、失敗した時にも頑張った過程を誉めます。保育士がお手本となり実践してみますが、時に、保育士の失敗する場面も見せて、だれでも失敗することがあるということを知らせます。

主任保育士

副園長

まずは子ども自身の自己肯定感を大事にしているんですね。失敗してもいいんだよ、頑張っているね、と見守ってもらっているからこそ、色々なことに挑戦できるようになるんですね。

園長先生

主任

はい。楽しく挑戦できるように教え込むことはせず、日々の積み重ねで学んでいけるように、0歳から卒園まで一貫性を持ちそれぞれの年齢での育ちを接続させる保育を心がけています。

主任保育士

副園長

では次に、屋形原保育園の「遊び」で大事にしていることは、どういうことですか?

園長先生

園長

夢中になって遊ぶことが大事なんですね。例えば、子どもが一人で夢中になって遊ぶ、そしてそれを集団で遊ぶようになる。それを例えば完成した形で人に披露するとかですね。子どもたちなりの世界を先生たちが大事にしています。そのうえでやっぱり、遊びを豊かにできるかどうかということで環境を整えるのが、先生たちとか園長である私の役割かなと思っています。

主任保育士

副園長

それを受けて、保育の現場で子どもたちが没頭、夢中になれるために、どのようなことを大切にされていますか?

園長先生

主任

保育士や友達と一緒に遊ぶ中で、人とかかわる事の楽しさを味わってほしいです。そのためにも、時には競い合ったり、譲り合ったり、関わりを深め合えるように見守ってもらいながら友達関係を築けるようにと思っています。遊びの中にはルールのある事を知らせ、1つの遊びに対して少しずつ発展性ある遊びへ移行できるように沢山経験の場を作りたいです。あとは、メリハリも大事で、思いっきり体を動かす時間、時にはゆったりと過ごす時間を確保するようにしています。

主任保育士

副園長

園長先生の言っていた遊びを豊かにできるか、という点も聞かせてください。

園長先生

主任

子供たちがすぐに手に取りやすいよう、また片づけやすいような環境整備、整頓を心がけています。遊びの内容としては、意識して、感触(感覚)遊びが出来る環境、また柔軟な体の使い方・バランス感覚を育むリトミックや体育活動を保育に取り入れています。色々な遊びを体験できるように園長先生と保育士で相談して遊具・道具を準備してもらっています。

園長先生

園長

屋形原保育園はどのクラスにも絵本がたくさんありますね、と驚かれますが、子どもたちがいつでも手に取れるということが大事だと思っています。

園長先生

主任

豊富な絵本のある環境の中で、好きな本を見つけ読んだり、時にはわからないことを調べたり、子どもたちが思い思いに絵本に親しんでいます。また、音読できる環境を作るようにしています。語彙力が豊富になったり自分の気持ちを伝えたり、集中力や読解力、思考力など絵本で覚えた沢山の『伝える』が出来るように好きな絵本を選んでほしいですし、時には保育士から紹介をし、様々な絵本に触れられる環境です。

当園の保育方針の特色は、「学び」と「遊び」への取組みを高いレベルで両立させることにあります。
“学び”は、新しい世界を知ろうとし、チャレンジする楽しさを広めます 遊びは、自分の世界を豊かにし、他者(お友達)との世界を豊かにします

取り組みレベルの表

この表を見て、「確かに両方できればいいけれど・・どっちとも中途半端じゃないの?」と疑問を持たれるかもしれません。

“学び”と“遊び”を高いレベルで両立するには、子どもの自主性を信じ、介入を控える時と、子供たちをリードする時とを見極める、といった高いスキルがもとめられます。

そんなスキルをもった先生が多くいることが屋形原保育園が“学び”と“遊び”を高いレベルで両立できる一番の理由であり、当園の自慢なのです。